当園では、東京都「すくわくプログラム」の一環として、子どもたちの主体的な学びや探究心を大切にした取り組みを行っています。今回は、異年齢保育(3・4・5歳児)で実施した活動をご紹介いたします。

初秋~秋「河川づくり」

園庭に砂や土を増やし、園庭全体を使った「河川づくり」に挑戦しました。

「大きな川にしよう」「流れはどうなるかな?」と、年長児を中心に考えながら活動がスタート。これまでの水遊びや泥遊び、植物への水やりなどの経験を活かし、水の流れやしみ込み方を思い出しながら取り組みました。

板やクリアファイルで作った筒、じょうろ、ペットボトルなど様々な素材を使い、子どもたちは自然とグループを作っていきます。
「ここを掘ろう!」「こっちにつなげよう!」と声を掛け合いながら川を広げ、他のグループとつながるとさらに大きな流れに発展していきました。

また、「橋を作ろう!」という発想から、土や板を使った橋も各所に誕生。園庭いっぱいに枝分かれした“洗心川”が完成しました。

この活動を通して、川の仕組みや水の流れの速さ、水量による変化などを体感し、自然への興味・関心を深める貴重な経験となりました。

春先~夏・秋・冬~春「お醤油づくり」

身近な調味料である「お醤油」に対する「どうやってできるの?」という疑問から始まった取り組みです。

大豆・塩・麹菌・水を使い、実際に仕込みを体験。子どもたちは素材に触れながら、においや感触など五感を使って学びました。「菌って何だろう?」「どう変わるの?」といった興味も自然と広がっていきます。

その後は「天地返し」という作業に年長児が挑戦。樽から樽へ移し替えるたびに、色やにおい、状態が変化していく様子を観察しています。

年度が変わると、新しい年長児へと作業が引き継がれ、「年長の仕事」として意欲的に取り組む姿が見られます。ひしゃくでの作業に苦戦しながらも、「どのくらいすくえるかな?」と自分で考えたり、友だちと相談したりする様子も見られます。

現在も“生きているお醤油”のお世話を続けながら、完成を楽しみに観察を続けています。

やってみたいを大切にした保育

これらの活動を通して、子どもたちは自然や食への関心を深めるとともに、考える力や協働する力を育んでいます。今後も、子どもたちの「やってみたい」を大切にした保育を行ってまいります。